2008年04月06日
はじめてのShade教室~第8回~ サイコロ4
自由曲面
Shade教室も8回目を迎えました。
今まで掃引体や回転体を使ってシェイプを作ってきましたが、
今回は少し面白いシェイプの作り方を紹介します。
「まだ、6回・7回がクリアできてねぇよToT」
そんな方もいらっしゃるとは思いますが(笑)、簡単な方法ですので箸休め的に見てください。
今回重要になるツールはPartの「自由曲面」です。

まずは説明のとおりに作成を行ってください。
後ほど詳しく解説します。

第2回で掃引体を作ったときを思い出してください。
Createから長方形を選択して描画しましたね。
同様にここでも長方形を描きます。

copyの均等拡大縮小を選択して長方形を少し拡大します。
これでブラウザ上は「閉じた線形状」が二つになりました。

copyで直線移動を選択し、正面図で下に移動します。
ブラウザ上に「閉じた線形状」が3つになってます。

再びcopyの均等拡大縮小を選択し、正面図で一番下の正方形を縮小します。
大きさはブラウザ上で一番上にある正方形と同じ大きさにします。
実際の作業は上面図で行います。

ブラウザ上で一番下にある「閉じた線形状」を正面図で一マス分下へ移動します。

ブラウザ上で一番上にある「閉じた線形状」を正面図で一マス分上へ移動します。

ブラウザ上で一番上にある「閉じた線形状」をブラウザ上でコピー・ペーストし、
一番上の「閉じた線形状」を一点に収束します。

ブラウザ上で一番下にある「閉じた線形状」をブラウザ上でコピー・ペーストし、
一番下の「閉じた線形状」を一点に収束します。

ルートパートをクリックして全部選択すると、
ほら、何か見えてきませんか?
そうです、第2回で掃引体をつかってサイコロを作ったとき、上下の角を切り落とした状態と同じ状態になっています。
一つ違うのは、3Dになっていないこと。自由曲面になっていないことです。
さーここまで説明すればあとはどうすれば良いか、お気づきの方もいるのではないでしょうか。

ブラウザ上で一番下の「閉じた線形状」を選択した状態で、
partから「自由曲面」を選択します。

ブラウザの一番下部に「自由曲面」が出来ましたら、6つの「閉じた線形状」を選択して、
「自由曲面」のなかにドラッグしてやります。
全ての「閉じた線形状」が「自由曲面」のなかに入りましたら、ルートパートごと選択してレンダリングしてみましょう。

サイコロベースが出来上がりましたね。
今回は単純に正方形で説明しましたので大変面倒を感じたかもしれませんが、この方法はもっと複雑な図形でも適用することが出来ます。(次回はこの方法を利用して1PRIMのボートを作ってみます。)
ただ、この方法を使用するにはいくつか注意が必要です。
複雑な形同士を自由曲面に放り込んで立体にすることは出来ますが、アンカーポイントの数が同じであることが必須です。
また、作られた平面図の順番、ブラウザ上での上下関係ですね。
これも正しく並べる必要があります。
試しにブラウザ上で一番上にある「閉じた線形状」の順番を入れ替えてみましょう。
一番目と2番目を逆にしてみます。

上に板を置いた形になってしまいました。
もう一つ下に移動させるとどうなるでしょう?

もはや、立方体とは呼べませんね。
もう一つ大切なのは平面図を作成するときの、アンカーポイントをクリックしていく順番です。

サイコロの、簡単な図形を描きます。今は下の面に当たる正方形です。
今図では長方形ツールを使わず「閉じた線形状」で正方形を描いています。
赤丸を基点とし時計回りに正方形を描きました。

次に上の面に当たる正方形を「閉じた線形状」で描きます。
今回は赤丸を基点に反時計回りに正方形を描きます。
これを自由曲面に入れてレンダリングするとどうなるでしょう。

このような結果にになります。
なんか、ねじれた形になっていますね。
アンカーポイントの数も重要ですが、自由曲面を使用するときにはアンカーポイントが描かれた順番も重要です。
自由曲面は大変便利な機能ですが、使用の際には今お話した3点を忘れないでください。
1.「閉じた線形状」のブラウザ上での順番
2.アンカーポイントの数
3.アンカーポイントの描く順番
では、次回はこの自由曲面を使って1PRIMのボートを作ります。
Shade教室も8回目を迎えました。
今まで掃引体や回転体を使ってシェイプを作ってきましたが、
今回は少し面白いシェイプの作り方を紹介します。
「まだ、6回・7回がクリアできてねぇよToT」
そんな方もいらっしゃるとは思いますが(笑)、簡単な方法ですので箸休め的に見てください。
今回重要になるツールはPartの「自由曲面」です。

まずは説明のとおりに作成を行ってください。
後ほど詳しく解説します。

第2回で掃引体を作ったときを思い出してください。
Createから長方形を選択して描画しましたね。
同様にここでも長方形を描きます。

copyの均等拡大縮小を選択して長方形を少し拡大します。
これでブラウザ上は「閉じた線形状」が二つになりました。

copyで直線移動を選択し、正面図で下に移動します。
ブラウザ上に「閉じた線形状」が3つになってます。

再びcopyの均等拡大縮小を選択し、正面図で一番下の正方形を縮小します。
大きさはブラウザ上で一番上にある正方形と同じ大きさにします。
実際の作業は上面図で行います。

ブラウザ上で一番下にある「閉じた線形状」を正面図で一マス分下へ移動します。

ブラウザ上で一番上にある「閉じた線形状」を正面図で一マス分上へ移動します。

ブラウザ上で一番上にある「閉じた線形状」をブラウザ上でコピー・ペーストし、
一番上の「閉じた線形状」を一点に収束します。

ブラウザ上で一番下にある「閉じた線形状」をブラウザ上でコピー・ペーストし、
一番下の「閉じた線形状」を一点に収束します。

ルートパートをクリックして全部選択すると、
ほら、何か見えてきませんか?
そうです、第2回で掃引体をつかってサイコロを作ったとき、上下の角を切り落とした状態と同じ状態になっています。
一つ違うのは、3Dになっていないこと。自由曲面になっていないことです。
さーここまで説明すればあとはどうすれば良いか、お気づきの方もいるのではないでしょうか。

ブラウザ上で一番下の「閉じた線形状」を選択した状態で、
partから「自由曲面」を選択します。

ブラウザの一番下部に「自由曲面」が出来ましたら、6つの「閉じた線形状」を選択して、
「自由曲面」のなかにドラッグしてやります。
全ての「閉じた線形状」が「自由曲面」のなかに入りましたら、ルートパートごと選択してレンダリングしてみましょう。

サイコロベースが出来上がりましたね。
今回は単純に正方形で説明しましたので大変面倒を感じたかもしれませんが、この方法はもっと複雑な図形でも適用することが出来ます。(次回はこの方法を利用して1PRIMのボートを作ってみます。)
ただ、この方法を使用するにはいくつか注意が必要です。
複雑な形同士を自由曲面に放り込んで立体にすることは出来ますが、アンカーポイントの数が同じであることが必須です。
また、作られた平面図の順番、ブラウザ上での上下関係ですね。
これも正しく並べる必要があります。
試しにブラウザ上で一番上にある「閉じた線形状」の順番を入れ替えてみましょう。
一番目と2番目を逆にしてみます。

上に板を置いた形になってしまいました。
もう一つ下に移動させるとどうなるでしょう?

もはや、立方体とは呼べませんね。
もう一つ大切なのは平面図を作成するときの、アンカーポイントをクリックしていく順番です。

サイコロの、簡単な図形を描きます。今は下の面に当たる正方形です。
今図では長方形ツールを使わず「閉じた線形状」で正方形を描いています。
赤丸を基点とし時計回りに正方形を描きました。

次に上の面に当たる正方形を「閉じた線形状」で描きます。
今回は赤丸を基点に反時計回りに正方形を描きます。
これを自由曲面に入れてレンダリングするとどうなるでしょう。

このような結果にになります。
なんか、ねじれた形になっていますね。
アンカーポイントの数も重要ですが、自由曲面を使用するときにはアンカーポイントが描かれた順番も重要です。
自由曲面は大変便利な機能ですが、使用の際には今お話した3点を忘れないでください。
1.「閉じた線形状」のブラウザ上での順番
2.アンカーポイントの数
3.アンカーポイントの描く順番
では、次回はこの自由曲面を使って1PRIMのボートを作ります。