2008年04月04日
はじめてのShade教室~第6回~ ショットグラス前
modifyツールを駆使する
さて、Shade教室も第6回を迎えました。
今までの教室は皆さん、クリアできましたでしょうか?
今回からはShadeのツールを駆使して、
よりリアルなシェイプを作成します。ここがShadeを覚える上で一番の難関かも知れません。
Shadeの学習で、挫折しちゃうのも今回の内容です。
そこで、当初は1回で済ますつもりでしたが、2回に分けて解説します。
今日はまず、回転体を作るところまで解説します。
今回は完成図の解説から行います。

ショットグラスです。
まず注目すべき点は、グラスの底が今までとは異なり、丸くなっています。
飲み口も第4回で作ったグラスとは異なり、丸みを帯びていますね。
次にグラスの下半分。八角形をしています。
途中までは丸いのですが、丸の部分は突然終了し、そこから八角形のグラスの底に移行しています。
では、今回使うツールから見ていきましょう。
今回はあえて、それぞれのツールで使用する項目まで紹介します。

今回の手順
1.グラスの回転のベースになる形を描く。
2.回転させる。
3.口の部分の丸み処理
4.アンカーポイントの追加
5.底を八角形にする
6.側面の処理
ではグラスのベースを描いていきますが、始める前に。
今回「開いた線形状」を使ってこのもとになる図形を描きますが、
始点も終点も円弧を描いています。
この場合、ダブルクリックによって描画を終了することは出来ません。
描画を終了させる方法は二つあります。
どこか別の場所でダブルクリックをして終了させ、アンカーポイントを削除する方法と
finishボタンを押す方法です。
ほかの場所をダブルクリックで終了した場合には、Modifyの形状編集モードを選択すると
終点のみアンカーポイントが赤になっています。
そのままDeleteキーを押せば終点のアンカーポイントを削除することが出来ます。
では実際にグラスの底から描いていきましょう。
まずは練習からw
正面図に描きます。

丸みを帯びた線を描くには、マウスをクリックしたままドラッグします。

今回の場合、真横にドラッグして次のアンカーポイントになる個所をクリックしてください。
円弧が描かれてますね。
ここで作業を終了させてみましょう。
形状編集モードでドラッグをかけたアンカーポイントを選択しますと、
アンカーポイントの両端に線が延び、その両端にまたアンカーポイントが存在していると思います。
この線のことを接線ハンドルと呼び、接線ハンドルによって描かれる円弧のことをベジェ曲線といいます。
Adobe Illustrator(AI)を触ったことがある方ならピンとくるのではないでしょうか。
そうです、Shadeの「閉じた(または開いた)線形状」はAIとまったく同じなのです。
SNSで私は「AIを触ったことのある人ならShadeは触れる」といっていますが、
その理由はここにあります。
ベジェ曲線の操作のコツは慣れしかありません。
色んな図形を描いて慣れていきましょう。

今回の図形では、赤丸の3箇所がベジェ曲線を使用する個所です。
真横に接線ハンドルを伸ばすには、Shiftキーを押しながらドラッグしてください。
Shiftキーを押しながらドラッグすると、上下・左右・斜め45度しか動かなくなります。
サンプルのような図形が描けるまで練習してください。
最後まで描画が終わったら、finishボタンを押して作業を終了します。
うまく描くことが出来ましたか?
もし失敗しても今の段階でしたらいくらでも修正は可能です。
形状編集モードを使って修正することが出来ます。

形状編集モードに切り替えましょう。
ここからはショートカットを駆使していきます。
文字入力モードを半角英数に切り替えておきましょう。
まず始点と終点。
ここは接線ハンドルがそれぞれ両端に存在しています。

回転軸の右側に元になる図形がありますから、左に伸びている接線ハンドルは不要です。
これを削除します。
削除の仕方はXキーを押しながら接線ハンドルに付いているアンカーポイントをクリックします。

接線ハンドルの長さが不適切な場合は動かしたい接線ハンドルのアンカーポイントをクリックします。
Shade10オンリーの機能ですが、選択されたアンカーポイントを基点に上に緑の矢印、右に赤の矢印があります。
この矢印をドラッグするとその方向にのみ動かすことが出来ます。

おそらく最もいびつになるのは基点から2番目のベジェ曲線ではないでしょうか。
これもShadeならではのテクニックがあります。

まず、斜め上に伸びる接線ハンドルのアンカーポイントを実際の図形の線と重なるようにあわせます。
これで接線ハンドルが伸びる角度が決まります。
次に斜め下に伸びるアンカーポイント。
これはShiftキーを押しながらドラッグすると、接線ハンドルの伸びる方向にしか移動できなくなります。
これらのテクニックを駆使して元の図形を修正してください。
修正が完了したら回転体にして実際のモデリング結果を透視図で確認してみてください。
もしまだ形がいびつなようでしたら、
今までは説明しませんでしたが、元の「開いた線形状」に戻すことが出来ます。
Winの場合はCtrl+Z
Macの場合はコマンド+Zで元に戻すことが出来ます。
高さが足りない、口が開きすぎといった場合には、
moveの拡大縮小ツールを使うのも一つの手です。
もう一つテクニックを。
接線ハンドルを作り直したい場合。
X+クリックで接線ハンドルを消すことができるのは説明しました。
再度接線ハンドルを作りたい場合、
Zキーを押しながらアンカーポイントをドラッグすると接線ハンドルを作ることが出来ます。
このとき、Shiftキーを使って方向を固定することも出来ます。
ただし、キーボードを押す順番があるので注意してください。
Shiftキーを併用したい場合、まずXキーを押しながらアンカーポイントをクリックします。
そのままShiftキーを押します。それからドラッグします。
先にXキー・Shiftキーを押してアンカーポイントをクリックしても
接線ハンドルは作られませんので注意して下さい。

ここまで完了しましたら今回の教室は終了です。

回転体にして保存をかけてください。
まだ、自由曲面にはしないでくださいね。
次回はアンカーポイントの追加から一気に仕上げていきましょう。
さて、Shade教室も第6回を迎えました。
今までの教室は皆さん、クリアできましたでしょうか?
今回からはShadeのツールを駆使して、
よりリアルなシェイプを作成します。ここがShadeを覚える上で一番の難関かも知れません。
Shadeの学習で、挫折しちゃうのも今回の内容です。
そこで、当初は1回で済ますつもりでしたが、2回に分けて解説します。
今日はまず、回転体を作るところまで解説します。
今回は完成図の解説から行います。

ショットグラスです。
まず注目すべき点は、グラスの底が今までとは異なり、丸くなっています。
飲み口も第4回で作ったグラスとは異なり、丸みを帯びていますね。
次にグラスの下半分。八角形をしています。
途中までは丸いのですが、丸の部分は突然終了し、そこから八角形のグラスの底に移行しています。
では、今回使うツールから見ていきましょう。
今回はあえて、それぞれのツールで使用する項目まで紹介します。

今回の手順
1.グラスの回転のベースになる形を描く。
2.回転させる。
3.口の部分の丸み処理
4.アンカーポイントの追加
5.底を八角形にする
6.側面の処理
ではグラスのベースを描いていきますが、始める前に。
今回「開いた線形状」を使ってこのもとになる図形を描きますが、
始点も終点も円弧を描いています。
この場合、ダブルクリックによって描画を終了することは出来ません。
描画を終了させる方法は二つあります。
どこか別の場所でダブルクリックをして終了させ、アンカーポイントを削除する方法と
finishボタンを押す方法です。
ほかの場所をダブルクリックで終了した場合には、Modifyの形状編集モードを選択すると
終点のみアンカーポイントが赤になっています。
そのままDeleteキーを押せば終点のアンカーポイントを削除することが出来ます。
では実際にグラスの底から描いていきましょう。
まずは練習からw
正面図に描きます。

丸みを帯びた線を描くには、マウスをクリックしたままドラッグします。

今回の場合、真横にドラッグして次のアンカーポイントになる個所をクリックしてください。
円弧が描かれてますね。
ここで作業を終了させてみましょう。
形状編集モードでドラッグをかけたアンカーポイントを選択しますと、
アンカーポイントの両端に線が延び、その両端にまたアンカーポイントが存在していると思います。
この線のことを接線ハンドルと呼び、接線ハンドルによって描かれる円弧のことをベジェ曲線といいます。
Adobe Illustrator(AI)を触ったことがある方ならピンとくるのではないでしょうか。
そうです、Shadeの「閉じた(または開いた)線形状」はAIとまったく同じなのです。
SNSで私は「AIを触ったことのある人ならShadeは触れる」といっていますが、
その理由はここにあります。
ベジェ曲線の操作のコツは慣れしかありません。
色んな図形を描いて慣れていきましょう。

今回の図形では、赤丸の3箇所がベジェ曲線を使用する個所です。
真横に接線ハンドルを伸ばすには、Shiftキーを押しながらドラッグしてください。
Shiftキーを押しながらドラッグすると、上下・左右・斜め45度しか動かなくなります。
サンプルのような図形が描けるまで練習してください。
最後まで描画が終わったら、finishボタンを押して作業を終了します。
うまく描くことが出来ましたか?
もし失敗しても今の段階でしたらいくらでも修正は可能です。
形状編集モードを使って修正することが出来ます。

形状編集モードに切り替えましょう。
ここからはショートカットを駆使していきます。
文字入力モードを半角英数に切り替えておきましょう。
まず始点と終点。
ここは接線ハンドルがそれぞれ両端に存在しています。

回転軸の右側に元になる図形がありますから、左に伸びている接線ハンドルは不要です。
これを削除します。
削除の仕方はXキーを押しながら接線ハンドルに付いているアンカーポイントをクリックします。

接線ハンドルの長さが不適切な場合は動かしたい接線ハンドルのアンカーポイントをクリックします。
Shade10オンリーの機能ですが、選択されたアンカーポイントを基点に上に緑の矢印、右に赤の矢印があります。
この矢印をドラッグするとその方向にのみ動かすことが出来ます。

おそらく最もいびつになるのは基点から2番目のベジェ曲線ではないでしょうか。
これもShadeならではのテクニックがあります。

まず、斜め上に伸びる接線ハンドルのアンカーポイントを実際の図形の線と重なるようにあわせます。
これで接線ハンドルが伸びる角度が決まります。
次に斜め下に伸びるアンカーポイント。
これはShiftキーを押しながらドラッグすると、接線ハンドルの伸びる方向にしか移動できなくなります。
これらのテクニックを駆使して元の図形を修正してください。
修正が完了したら回転体にして実際のモデリング結果を透視図で確認してみてください。
もしまだ形がいびつなようでしたら、
今までは説明しませんでしたが、元の「開いた線形状」に戻すことが出来ます。
Winの場合はCtrl+Z
Macの場合はコマンド+Zで元に戻すことが出来ます。
高さが足りない、口が開きすぎといった場合には、
moveの拡大縮小ツールを使うのも一つの手です。
もう一つテクニックを。
接線ハンドルを作り直したい場合。
X+クリックで接線ハンドルを消すことができるのは説明しました。
再度接線ハンドルを作りたい場合、
Zキーを押しながらアンカーポイントをドラッグすると接線ハンドルを作ることが出来ます。
このとき、Shiftキーを使って方向を固定することも出来ます。
ただし、キーボードを押す順番があるので注意してください。
Shiftキーを併用したい場合、まずXキーを押しながらアンカーポイントをクリックします。
そのままShiftキーを押します。それからドラッグします。
先にXキー・Shiftキーを押してアンカーポイントをクリックしても
接線ハンドルは作られませんので注意して下さい。

ここまで完了しましたら今回の教室は終了です。

回転体にして保存をかけてください。
まだ、自由曲面にはしないでくださいね。
次回はアンカーポイントの追加から一気に仕上げていきましょう。
Posted by DeenNoel at 10:29│Comments(5)
│ものづくり
この記事へのコメント
製本希望^^
Posted by なき at 2008年04月04日 12:48
アマゾンに発注するよ~^^
Posted by なき at 2008年04月04日 12:49
>なきちゃん
無理だって^ ^;
無理だって^ ^;
Posted by DeenNoel
at 2008年04月04日 13:10

shadeの操作法を検索してたら、こちらを見つけました。
すごく丁寧で初心者でもわかる説明でよかったです。
更新楽しみにしてますね^^
ではではー。
すごく丁寧で初心者でもわかる説明でよかったです。
更新楽しみにしてますね^^
ではではー。
Posted by DVD at 2008年05月20日 05:57
>DVDさん
訪問ありがとうです^ ^
これからもよろしくです^ ^
訪問ありがとうです^ ^
これからもよろしくです^ ^
Posted by DeenNoel
at 2008年05月21日 01:20
